なかよしこよし
仲が良いってなんなんだろうか
タモリが故 赤塚不二夫先生への弔辞の中で「私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言う時に漂う他人行儀な雰囲気が堪らなかったのです」という一節があった。
僕の疑問は、ここまで大ごとではないが同じような感じなのだろう。
気の置けない友人について、誰かが「あの人と仲が良いん?」と僕に問う時がある。問うてきた人は皮肉でもなんでもなくただ純粋に、雑談として、会話の埋め合わせとして聞いているのだろう。
そして僕も一般的に「仲が良い」だろうけどそんな野暮な言葉で、他人行儀な言葉で済ませられない、済ましたくない人が確かにいる。
もちろんそう問うた人に対しても、ましてやその「仲の良い」友人に対してもこんな思いは言えるわけもないし、うまく言葉にできない
そうして答えあぐねていると、時間は思ったより早く進むもので
問うてきた人に対して「別段仲が良くない」と思わせるだけになって話が終わることがある。
そんな時、「自分が今考えていること、自分の感情を含んだ思い」というものは言葉には表せない、表しがたいと痛感する。
別にその分野の専門家ではないので細かいことは抜きだが、たくさん言葉があるからといって、すべてを表現することも伝えることもできるわけがない。それは人間の傲慢であり、ある意味言語的な面における人類のまだ発展途上な点かもしれない。
そう思うと明日の朝日が心なしか明るく見えるかもしれない
ここで思い出したことがある
明日は大事な必修科目の中間テストが待ち受けている
過ぎた時間を戻ることはできない
まだ人類はそこまで進化していないからだ
ならば、早く寝ることにしよう。