ろぐいんぼーなす
日記というものがある。
子どものころあれが大層苦手だった。
私のもともとの性格に難ありと言われればそれまでだが、何かを継続的にやり続けること自体が苦手だった。
それゆえ夏休みの後半になるにつれ、憂欝な気持ちが心を占める割合が大きくなり、悪態をつきながら残り三日ほどで課題を終わらすという典型的なダメ人間を高校生まで続けていた。ウサギと亀ならウサギタイプ。アリとキリギリスならキリギリスタイプ。
よく聞く話に「マラソン」のたとえ話がある。長期休暇の課題などはマラソンに例えられる。ゴールがあるから頑張れる。ゴールを目指して少しづつ歩みを進めていく。ゴールがなければ人は走ることができない、と。
私から言えることはただ一つ、走るな、文明の利器を頼れ、以上。
自暴自棄にならずに冷静に自分を分析してみると、きっと長期的な視野で物事をみることが恐ろしく苦手なんだろう。42.195kmという距離を知らないままいつも走り出してるんだろう。武道館がゴールと勘違いしてる、待ってろ谷村新司、加山雄三。
さらに長期的な計画を細分化し、日々のゴールを作ることを面倒くさがるところもある。日々のゴールに対する報酬を設けるのはどうだろうか。
とやかく考えていても埒が明かない、まずは行動だ。