まわる日々
日常のことをよく考える。いつだったか前にも同じようなことをこのブログに書いた。
歌うたいの人もよく日々のことを歌う。当たり前か、1番自分に近くて、だからこそありきたり。うっすーい、ティッシュかよ
星野源のエッセイ「そして生活はつづく」の中に、日常が嫌いだというものがある
彼いわく毎日同じように回る日常を生きていると体を壊すらしい。ずいぶん厄介なものを抱えながら生きているなと同情したりしなかったりラジバンダリ
僕は日常が好きだ
日々の中に見つけるふっと浮かんでくる幸せが好きだ。それぐらいしか幸せがないからかもしれない。
やけに鳥が愛想よく近くで鳴いたり
取り込んだ洗濯物に絡まる柔軟剤の香りに嬉しくなったり
ダラダラしながら見るYouTubeがやけに面白かったり
でも
毎週火曜金曜にきっちり回収されていくゴミの集積所を見たり
毎日大学に行ってアルバイトに行って終わりの日常が続いたり
食器や洗濯物なんて気を許せばすぐに背中側から刺してくる
そんな日常が嫌いだ
以前現実逃避と人間関係がぐちゃぐちゃと絡まって重なって1人で京都に行った。行き帰りの夜行バスと泊まるところだけ決めて、無計画な、あてもない旅行。
あれからちょうど半年が経った
あの時もぐるぐる回る日常から逃げたくて、小さな非日常への憧れが溜まって思いつきで家を出た。
また1人でどこかへ出かけようか
日常が大好きで大嫌いな話