幸せ

人生は選択の連続であり、思い通りではないことの連続でもある

 

割り箸は綺麗に割れないし

しょっちゅう物は無くすし

肝心な時に限って寝坊するし

車庫入れでは傾くし

ターボライターは使い切る前に壊れるし


会いたい人には会えないくせに中途半端な知り合いとはたくさんすれ違うし

好きだった人に限ってうまくいかなかったし

見栄と虚勢ばかり張ってるし

自分が欲しいと望む才能は自分以外の誰かが持ってるし


世の中の全てのものが自分に悪意を持ってるように感じてしまう


悪意といえば、オードリー若林がANNでたまに話す人間の暗い内面的な話が好きで、すごく共感できるけれど、世間の目からすると若林は斜に構えて生きているのだろう。


だが、持たざる者はいつまでも持たざる者だし、持てる者は永遠に持てる者だしモテる

この世で1番の内緒話は、正義は大抵負けるし、夢は大抵叶わない。努力は大抵報われないし、愛は大抵消える。

 


曖昧な、誰もが心の奥底で文字に出来ずとも感じていることを言うと、後ろ指を指される

 

 

よく不幸な分だけ幸せなことが起こるとか耳障りのいい言葉が聞こえてくるけど、そんなことは無い。

何も幸せではない自分は、誰ひとり何ひとつ幸せにはできないし、不幸が多いということはそれだけ気分が沈んでるから

幸せを見つける眼差しは、もう地面を見つめたまま歩いている

 

自分の考えとして、誰にでも何かしらの才能があるなんて立派な嘘だと思っているから、不出来な自分の相手をいつまでもダラダラ一緒に過ごすのだろう。

先に続く長い地面を見つめながら、でも少しずつ重たい頭を上げながら