いつからこんなつまらない人間になったのだろうか


いつも周りを見て、人の顔色を伺って、当たり障りのない話をして、帰り道にその日の反省をする。1人の帰り道は地獄、死相が見える


いつからこんなつまらない人間になったのだろうか


毎日毎日、若干の起伏はあるけどずっと平坦な道を歩いてて、その中で一際高く見える壁が人間関係だ。

何をするにも人間関係が大事なこの世で、人間関係の構築がものすごく苦手である。中途半端に甘いカフェラテぐらい苦手


自覚してるゆえしばしば、なぜ苦手なのか考えたりする。考えても大概答えは出ず、基本的に雑談が苦手で人の精神的パーソナルスペースへの踏み込みが浅い、ぐらいが結論になる。もはやこの結論すら浅く感じる、永遠に奥襟掴めてない


毎度同じような結論で、でもどこか致命的に足りないところがあるようで、わからないことが沢山あって


自分以外の人間なんて分からないものの塊で、そこに自分自身すらわかってない人間がぶつかって行く。片手落ちの状態で手が何本あるか分からない生き物に立ち向かう感じ。今日のPlay of the 無謀


やっぱり人間だから、人に嫌われていないかを気にする。どれぐらい好かれてるかよりもどれぐらい嫌われているかを気にする。

誰かに対する「嫌い」の感情って、「好き」の感情よりも23倍ぐらいはっきりしている。「好き」の感情が棒なら「嫌い」という感情は鋭利な刃物だ。


でもうまくその刃を避けれる人間がいることも知っている。例えば先に刃物を構えたり、向けられた刃物に興味すら失ったり、刺し違えたり


不器用で心のドアが狭く分厚く、気を許した人間には障子ぐらいになる僕はまだその避け方を知らない。


つまらない人間だ


そのドアの向こうで刃物を持つ人間なんかほとんどいないというのにいつと身構えている


今日は満月だ、いつもより長く起きていようか